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非常時に鍋で飲料水を作る

汚れていても水があれば蒸留して殺菌した飲料水が確保できる。災害時に飲料水が無くなった時の対策として、練習で蒸留水を作って見た。

 

味は、湯冷ましよりまずい(個人的な見解)。これは水にほとんど不純物が無いためと思われる。普段の水は不純物が水の味を決めているようで、これが無い水は美味しくない。

 

清潔な水が確保できない海外では蒸留が普及しているらしい。水に恵まれた日本では、家庭で蒸留する人は少ないようです。

 

 

失敗した作り方-1

写真の冷却器は、左から蒸気が入り中で冷えて水滴が出る仕組み。冷却器の中には2㍑の水が入り蒸気を冷やす水冷式。蒸気は使わなくなった圧力鍋で発生させチューブでこの冷却器に入る仕組み。

 

蒸留能力は、とても低い。

この方式は、諦めた。

失敗した作り方-2

粉ミルクの空き缶2個で作った蒸留器。

3点で構成。上から

1、中華鍋(冷却用)

2、蒸留水の排出用

3、蒸気発生部

蒸留能力は低い。

 

先人の知恵に学んだ

モンゴルの遊牧民が今でも使う蒸留器、

これを簡単に再現したのが写真の鍋。

ここで使っているのは、

普段我が家で使っているもの4点だけ。

1、鍋(フタより小さいサイズ)

2、蒸し器用の板(マグカップを載せる)

3、マグカップ(蒸留水を溜める)

4、ガラスのフタ(蒸気を冷却する水を入れる)

 

こちらは、鉄板焼きのガラスのフタと洗面器で蒸留しました。

・この簡単な方法ですが1時間に約1.2リットルの飲料水を確保できます。

・この仕組みを改善すれば、1時間に1.8リットルが可能かも。

・中華鍋、ボールの方が効率はアップすると思ったが、

 蒸留の様子が見えるガラスのフタでやって見ました。

・中が見えるので火力などの調整が楽です。

・ガラスのフタは載っているだけなので爆発はしません。